コロナウィルスの影響でテレワークを余儀なくされ、人との接触も極力少なくしている日々が続いています。
僕自身は、四月も新たな仕事が次々と入ってきており、コロナによる経済的な影響は、あまりなく自宅でですが、多忙な仕事に追われています。一方、金融機関に勤める妻は、在宅勤務とすることも叶わず、世の経済を回すために出社を余儀なくされています。
経済といえば、今でこそ貨幣経済が世に浸透し、労働の対価は、労働基準法24条によると、
賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。
とあります。
つまり、お金をもって世の中が回っているという状況になりますが、江戸時代までにおいては、お米が貨幣の中心として経済が成り立ってたというのは、皆様ご存知のことかと思います。
目次
1石が表す意味は?
ところで、江戸時代は、一応は徳川政権という政権を担う幕府が存在し、「藩」という諸侯が林立し、それぞれの国を治めていた歴史があります。「藩」の中には、加賀百万石などと言い、大藩も中にはありましたが、実は、この百万石の「石」というのが、その国の経済的な実力を表していました。
この「石」というのは、一体何のことを表しているかご存知でしょうか?
江戸時代の人々は、主食が「お米」で今のように朝は、パン派だ!!ということは無く、皆さん3食お米を食していました。一回当たりの食事のお米の量が米「1合」だったといいます。(つまり茶碗2杯分くらい)
1日3食お米を食すと3合を食すことになり、365日お米を食すると1年間のお米の量は、1,095合≒1,000合で、1,000合を1石としていたようです。
つまり、1石は、人一人が食す1年分のお米の量を表します。
加賀百万石は、百万人の胃袋を満たすことのできる、お米を産出することができる国ということになります。
1合と1石の間には、1升=10合、1斗=10升 1石=10斗という間の単位もございます。また、1俵は、4斗で400合、重量にして60㎏との事です。
つまり、2.5俵が、人一人分の一年間の米の量で、1石にあたある訳です。
1石が取れる田んぼの広さ
では、1石分のお米が収穫できる田んぼの広さは、どれくらいあれば収穫することができるのでしょうか?
広さの単位を説明いたしますと、1畳は畳一枚分ということでよくご存じかと思います。1畳は、91センチ×182センチですので、約1.65㎡となります。
1坪は、畳2枚分を言いますので、3.3㎡となります。
土地の広さには坪のほかに反(タン)、町(チョウ)の尺度を使います。以下に、単位換算を記します。
1町=10 反=3000 坪=ほぼ1 ヘクタール=10,000㎥=100m*100m
1反=300 坪=ほぼ10 アール=1,000㎡=10m*100m
1坪=3.3m2(畳二枚)
収穫量と農地面積については昔から1 石=1 反
の関係があります。米1 石は偶然にも農地1 反で収穫できる量なのです。
ではここで、一回の米消費量1合と農地面積を対応させてみましょう。
1石=1反=300 坪 =1000 合
1合=300 坪/1000=0.3 坪
3合=0.3 坪*3回=1坪 1 日の食す米の量
要は1 日のご飯は1 坪の水田の収穫量となります。
大体、1坪分の広さが、1食分の米の量が取れる広さということになります。
とはいえ、現在では、米の生産性能は、飛躍的に上がり、江戸時代のそれよりも3.5倍の収穫高となっているようです。
江戸も後期になると貨幣経済が発達し、藩で取れた米は、大坂あたりの米問屋で貨幣に替えられ、藩政の資金となっていたようです。
令和の現在においても、農家の方は、1ヘクタールやら1アールという単位よりも1反や1町という単位をいまだに使用している現状があります。









