おそらく財務の内容が悪く債務超過に陥っていたり、利払いや元本返済を必要とする有利子負債が会社の財務を圧迫していることに悩んでいる会社は多いのではないでしょうか?

因みに債務超過(さいむちょうか)とは、債務者の負債の総額が資産の総額を超える状態。つまり、資産をすべて売却しても、負債を返済しきれない状態のことを言います。

図で示すと下記の様な図になります。

貸借対照表図

さて、ご自身の会社が債務超過なのかどうかを知りたい方は、決算書の中の貸借対照表をご覧ください。

もし貸借対照表の中の「純資産の部」に記載されている「株主資本」がマイナスの場合、貴社は「債務超過」であると言えます。

万一企業において債務超過状態である場合、企業には様々な悪影響が出てきます。会社を運転するために必要な資金を金融機関などから調達しようとしても借入を断られたり、上場企業においては上場廃止の原因にもなります。また僕がかかわっている建設業などの経営事項審査などにおいても評価が下がり、公共工事の受注などにも影響があります。

ということで、会社においては債務超過状態を早く解消することが課題であるかと思います。

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