2019年 10月 の投稿一覧

家族信託について

今週の月曜日は、市川市の法律無料相談の相談員の仕事をしてきました。市川市では、月に1回行政書士による法律相談をしております。

今回はいつもとは違く開始前にすでに5人の相談者が待っている状況でした。

結果的に4人の相談者の相談に応じたのですが、その中で家族信託についての相談をいただきました。


残念ながら「家族信託」については、存在そのものは知ってはいたものの詳細については知らず、一般的な話のみさせていただき、相談者のお役には立てずじまいでした。

最近よく聞く家族信託について調べると、非常に有効な制度であることがわかりました。今後HP上にも詳しいページを作成したいと思いますが、少し触れたいと思います。

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債権の準占有者への弁済について

留守宅に泥棒が侵入して、通帳と銀行印を盗まれていまい、泥棒が銀行にて預金の払い戻し請求をしたところ、銀行は本人からの請求だと思い、その泥棒に預貯金を払い出してしまった。

この預貯金の盗難の効果は、どうなるでしょうか?

  1. 銀行が本人と勘違いをし、払い出したので預貯金の払い出しは無効であり債務者である銀行が本人に対し責任をかぶる
  2. 銀行は、本物の通帳と印鑑を持参した泥棒に対し、本人と信じるに過失がないので、払い出しは有効で本人が責任をかぶる

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意外と知らない法律の穴

普段普通に暮らしていると知っていそうで知らない法律の穴のようなものがあります。

実は学んでいる中で、えっそうなの?なんてことがたまにあったりします

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抵当権の順位の譲渡と放棄

昨日の宅地建物取引士の試験において、改めて再認識をした問題があり、備忘録のために記したいと思いました。

さすがに不動産を扱う仕事なだけに抵当権など今更ながらに細かいところでの問題が出るのだなあと思った次第です。

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宅地建物取引士資格試験

本日10月20日は、宅地建物取引士試験が行われました。ブログを遡ると6月29日に宅地建物取引士試験を受けることを決意しておりましたので、およそ3か月半くらいでの試験となりました。

試験前一週間は、一夜漬けの受験生のように仕事の合間を縫って勉強をしました。

本日試験が無事に終わることとなりました。

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保険代理店の未来について思うこと

現在、宅地建物取引士の勉強をする中で、今後の保険業界の未来の姿について、保険業界の進む道について予測するのに宅地建物取引業に課せられた規制が参考になるのではないかと個人的には感じています。


僕が携わっている保険業界も不動産業も消費者にとって高額な買い物であることが共通点としてあります。

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未登記建物の相続

先日、あるお客様からお父様が数年前に亡くなられ、財産といえるものは、ほとんどないのですが、茨城県にある土地と建物が、相続登記もせず、ほったらかしになっているので、相続登記をしたいとのご依頼をいただきました。

相続登記は、基本的には被相続人の戸籍収集、相続人の確定、不動産の情報収集、遺産分割協議書の作成と進んだのち、知り合いの司法書士の先生に登記事務を依頼し、終了といった流れになるのですが、今回もある問題が起こりイレギュラー案件となったため、備忘録のため書き留めます。

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合同会社について

会社の形態といえば株式会社が代表的なものですが、最近ですと合同会社という会社が増えてきていることは、ご存じでしょうか?

会社を語るうえで、よく「有限責任」やら「無限責任」ということが言われます。この「有限責任」や「無限責任」とは何のことを言っていると思いますか?

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許認可について

僕たち行政書士は、お客様の事業に関する許認可の代理を行政庁に対し行うことを仕事としております。

「許認可」と一言で言いますが、許認可にも種類があることをご存知でしょうか?また、「許認可」は何のために行われているのでしょうか?

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住居表示について

はじめて訪問する土地で目当ての訪問先を探すも、住所を表す地番が順序良く並んでいなかったり、町の境界が入り組んでいて訪ねる先がなかなか見つけられなくて苦労するなんて経験はしたことがないでしょうか?

特に営業をされている方で、新規のアポイントを取ったは良いが目的の客先にたどり着かないなんて経験をされた方もあるかと思います。


Ⅰ.「地番」と「住居表示」の違い

実は、住所表示には「地番」「住居表示」の2パターンがあるのをご存知でしょうか?

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