2021年 10月 の投稿一覧

再転相続について

相続写真

もしもあなたの親が亡くなり、ご自身が相続人となり相続が開始したとします。

その相続財産が正の財産のみであればよいのですが、負の財産(親の借金や連帯保証人の立場)が含まれていたとして、無制限に親の負の財産までを相続しなければならないとしたら、相続をきっかけに苦しい人生を歩まなければならなくなってしまいます。

そこで、相続の制度では、相続財産を相続するのかどうかについて3つの方法が定められています。

  1. 単純承認・・・被相続人の財産を正の財産・負の財産含めすべてを無条件・無制限に相続する方法
  2. 限定承認・・・相続人が相続によって得た積極財産の限度でのみ、被相続人の債務・遺贈などの負債を負担するという相続の方法
  3. 相続放棄・・・被相続人の一切の財産を相続しないことです。

つまり、相続する財産が負債だらけの場合、限定承認相続放棄を選ぶ方法が、相続制度には用意されています。

では、ご自身が相続を開始し、限定承認や相続放棄をしたいと願ったとき、具体的にどのような効果があり、どのようなことをしなければならないのかを説明したいと思います。

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偽装一人親方問題とインボイス制度

一人親方画像

10月9日は、僕が所属する千葉県行政書士会の葛南支部の研修に参加いたしました。
そこで有益な情報を得ることができましたので、情報提供をしたいと思います。

国土交通省において、建設業における偽装一人親方問題への対応が本格化しているようです。

 

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親ガチャについて

孤独を抱える女性画像

ネットやテレビでは「親ガチャ」などという言葉が流行っており、物議を醸しているそうです。

親ガチャ」の意味をネットで調べると、以下の様な意味になるようです。

「どんな親(家庭)から生まれてくるか? 」を指す意味のネットスラング。 「親ガチャに成功した」は、 生まれてくる環境や親に恵まれた事を指す。 「親ガチャ失敗した」はその逆に、 まともな親じゃない、親が貧乏など、生まれながらにしてハンデを負っていることなどを指す。

実際問題、首都圏の有名私立大学と呼ばれる大学の学生は、ある一定以上の年収がある親の元に生まれた学生が大部分を占めているという側面があるそうです。

米国やお隣の韓国においても、貧困層に生まれた負のループから脱出することは容易ではなく、現実的に否定できない側面があることは確かかと思います。

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